棒術に柳生流杖術を汲み入れ、杖道の基としています。
稽古の初めは全体で基本の型を行います。
1 追い打ち
2 本手打ち
3 逆手打ち
4 引き落とし打ち
5 基本打ち(基本動作の組合せ)
組手の型は、実際に相手から打ち込まれます。力ずくで打ち
込んでくる杖を、いかに柔らかく受けることができるか。
「杖を紐のように使う」と指導されても、実際に体でそれが
わかるまでには、日々の稽古がかかせません。
二人組でお互いに打ち合う合掌打ちでは、相手との距離、
打ち込むタイミングや力加減などを相手に合わせないと
危険です。自分より大きい相手には思い切り立ち向かう
ことができますが小さい相手には思い切り打ち込みたい
気持ちを抑えて、うまくコントロールしなければなりません。
腕や肩の力に頼って振っていては「寸止め」は不可能です。
脇を締めて腹の力を使う。基本ですが、型の覚え初めに
全身に込めていた力を抜いて行くことは頭で考えてもできま
せん。常に繰り返しの練習あるのみです。